交通死亡事故解決の手引き 死亡事故遺族になってしまった時に

ご家族、ご身内が不幸にも交通死亡事故に遭われてしまった場合の対処法を指南しております。

交通事故の過失割合で不満があれば保険会社と闘わなければいけない

過失割合については前項でも書きましたが、被害者の損害賠償額はこの割合によって決まるのですから、加害者側との交渉に際しては、できるだけ分のいい割合を獲得しなければいけません。

とは言え加害者側との交渉において、事故の原因についての言い分に相違がある場合は話し合いは紛糾します。こうした交渉で負けることなく被害者にとって分の良い過失割合を獲得するためには、事故発生の状況をしっかり掴んでおくことです。そして事故現場の確かな情報を加害者側保険会社の担当者に伝えるのです。

その情報が被害者側に有利な情報であればあるほど、過失割合は少なくなるのです。ではもし被害者側の過失割合が予想より高かった場合はどうしたらいいのでしょうか。つまり事故の状況から判断して、被害者側の過失割合が多すぎると思える場合です。こうした場合には、担当者に判断理由などをとことん説明してもらうことが必要です。

なお説明だけで分かりにくい場合は、書面の提出を求め、それを被害者側が持っている資料と照らし合わせて、納得がいくまで確認することが必要です。そして加害者側の判断に誤りがあると分かれば、修正を求めなければいけません。

過去の交通事故での過失割合の例を頭に入れておく

過失割合を決めるには、過去の事例を参考にすることがしばしばあります。したがって被害者としては、そうした事例を研究して、過去における過失割合の例をある程度頭に入れておく必要があります。なお、人身事故の過失割合の判断や認定には次のような原則が考慮されることも知っておくべきです。

<弱者優先原則>

過失認定では大型車より小型車、小型車より二輪車、二輪車より歩行者、成人より児童の方が甘く判定されることが多いようです。

<広路優先の原則>

広い道路を走行する車の方が狭い道路を走行する車に優先して判定されます。

<左方優先の原則>

他の条件で優劣が決められない場合は左方の車が優先して判定されます。

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